Tracking Protectionについて

Brave Nightlyユーザーです。

Social Media Login Detectionでテストを行いました。その結果、

Tracking Protectionの項目で、

「!Not found – You are not protected against this attack.」となり、
この攻撃から保護されていません。

BRAVE検索のみ行なうのであれば、完全にプライベートな匿名検索であるから、uBlock Origin やprivacy badgerのようなものは不要であるということなのでしょうか?

Tsubasa

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@Tsubasa こんにちは!
スレッドの作成ありがとうございました :bowing_woman: :bowing_man:

まず、私自身でも https://browserleaks.com/social でテストをしてみました。Nightlyだけではなく安定版でもTracking Protectionのテストでは “Not found – You are not protected against this attack.” となります。

このサイト上では解決策として
「uBlock Origin を Fanboy’s Enhanced Tracking List と同時に使用するとよい」
というようなことが書いてありました。

Brave Shieldsはベーシックな部分でuBlockOriginと同じフィルタリングルールを一部採用しており、また、“Fanboy’s Enhanced Tracking List” というのも brave://adblock にて追加適用することができます。ということでフィルタリングルールを追加してテストしてみたのですが、やはりTracking Protectionのテストでは “Not Found” となります。そして他のブラウザでuBlockOriginを併用してテストをしても同様の結果でした。

ここまでテストをしてみて思ったのは
“そもそもこのテストは正しく機能しているのだろうか”
ということです。

その上でBraveのプライバシー担当部署にも聞いてみましたが、以下の回答でした。

  • テスト自体いいテストではない。特定URLへのアクセスをブロックするような場合でしかテストはパスしないのではないか。
  • Braveのcookieパーティショニング(サイトを横断してユーザを追跡するタイプのトラッキングを回避する手段の一つです)は包括的に、正しく機能しているので安心してほしい。

そしてご質問いただいている以下の件についてです。

BRAVE検索のみ行なうのであれば、完全にプライベートな匿名検索であるから、uBlock Origin やprivacy badgerのようなものは不要であるということなのでしょうか?

いったんBrave検索(Search)のことは切り離して、「Braveブラウザに追加でuBlockOriginやPrivacyBadgerを入れる必要があるのか」という観点で回答します。

グローバルのBraveコミュニティでもこのような議論は時々行われているのですが、厳密に回答すると「それぞれのユーザの使い方次第」ということになります。例えばuBlockOriginをデフォルト設定のまま使用する場合には、Brave Shieldsとほぼ同じものをブロックするのでBraveにわざわざ追加をする必要はありません。ただし、uBlockOriginをカスタマイズして使用するのであれば、Brave Shieldsとはまた違ったフィルタリングが有効となるケースがあるかもしれません。(Privacy Badgerも同様でしょう)

なお、Braveブラウザには随時ほかのブラウザや機能拡張にはないプライバシーやセキュリティ対策の機能を追加しており、Brave Blogで紹介しております。(少し読むのが大変ではありますが…)

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Braveブラウザが非常に優秀であることを確認したのでデフォルトに設定しました。

ありがとうございます。
私はAndroidのスマホしか所持していないので、Braveで拡張機能を利用できません。
https://browserleaks.com/social のテストで、FirefoxとFirefox Focus(どちらもAndroid版)は、
Tracking Protection
✓ Found You may have protected against some templates of this attack.
となりました。
この攻撃に対して、Firefoxは11個、Firefox Focusは18個のテンプレートに対して保護されている可能性がありでした。

しかし、Cover Your Tracks(URL長すぎて省略)のテストでは、
Firefoxは53635.5ブラウザのうち1つ
Firefox Focusは42911.6ブラウザのうち1つ
が同じ指紋を持っていることが分かりました。個人が非常に特定されやすいです。

一方Brave Nightlyは同じテストで214,504個の間でランダム化されています。
Cover Your Tracksのテストで、強化された保護機能そのものがフィンガープリントの一部となることがあるのを学びました。強化されたトラッキング防止機能だけに頼らず、見分けがつかないように、Braveブラウザのようにランダム化することが非常に有効であることがわかりました。
ということで、Braveブラウザが非常に優秀であることを確認したのでデフォルトに設定しました。

Tsubasa

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